招き猫発祥の地~浅草今戸神社~参拝記
商売繁盛、千客万来などを祈願したお守りとして誰しもが一度は目にしたことがあるであろう【招き猫】。先日、【招き猫の発祥の地】である浅草今戸神社を参拝してきました。
今戸神社とは
今戸神社(いまどじんじゃ)は各線浅草駅から徒歩15分にあり、縁結びの名所として人気を集める神社です。御祭神には日本神道の祖であり、天皇陛下の祖先の天照大神(あまてらすおおみかみ)の両親であるとされる父伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と母伊弉冉尊(いざなみのみこと)が祀られています。
創建は1063年と長い歴史を有した神社で、近隣のみならず遠方からの参拝客も多いことで知られています。
【おさらい】神社参拝の方法
ここで意外と忘れがちな参拝の手順をおさらい。バッチリ決めて東京オリンピックを観戦しに来た外国人旅行者のみなさまにかっこいいところを見せましょう。
参拝の手順
その①:神社の敷地に入る前に鳥居の前で一拝(神様の領域に入らせていただくため)
その②:手水舎(ちょうずや)にて身を清める
・右手で持ったひしゃくで水をすくい左手を流す
・左手にひしゃくを持ち替え右手を流す
・右手にひしゃくを持ち替え左手に水を貯めて口をすすぐ
・ひしゃくを立てて柄の部分を流す
その③:お賽銭を入れる→鈴(あれば)を鳴らす→二拝二拍手一拝する
・目を閉じて心の中で「〇〇から参りました〇〇です。」と念じてからお祈りしましょう。いきなりお願い事を念じるのは礼節に欠けてしまいます!
その④:参拝の印に(もらう人は)御朱印を頂戴する(おつりが出ないようにに小銭があると◎)
帰り際:神域から出たら(鳥居をくぐったら)入ったときと同様に感謝を込めて一拝
ここまでが正しい参拝の方法になります。
招き猫発祥の地
いわれはあるようですが、江戸時代に今戸焼で猫の焼き物を作ったのが招き猫の始まりだといわれています。今戸神社の中には大小さまざまな招き猫が置かれており、見る人を楽しませてくれます。
自然豊かな境内には黒猫をモチーフにしたジョウロも。
狛犬とは別にかわいい形の狛猫?の姿も。
猫の『なみちゃん』
さらにこの今戸神社には守り神といっても過言ではないでしょう、猫の『なみちゃん』が出没することでも人気を集めているのです。
このなみちゃん、伊弉冉尊(いざなみのみこと)にあやかって名付けられた野良猫なのだということです。
いつでも境内にいるわけではなくて気が向くと現れることから、「なみちゃんに会えると幸運が訪れる」であったり、「写真を待ち受け画面に設定しておくといいことがある」ともいわれています。
今回、3度目の参拝にしてはじめてなみちゃんに遭遇することができました!
神社の軒先でお昼寝中。
土日に参拝したときにはなみちゃんに会うべく境内で待機している人がたくさんおり、「これでは出てこられないよな~」と妙に納得。なみちゃんに会いたい方は平日の参拝がオススメです。
眠っていたため性別は不明ですが、右耳をカットされていることから『オス』であると推測されます。「それならなみくんではないか、いやそれともなぎくんと命名する方が妥当なのでは?」と思わなくもないですがこころに秘めておくことにします。
御朱印をいただく
神社参拝の印に御朱印帳を持参し、記入していただきます。
神社によっては期間限定の御朱印を書いてくださったり、月替わりで色が変わったりと何度でも参拝できるよう工夫をしているところもあります。
それゆえ珍しい『レアな』御朱印を転売する輩、購入する輩、代行でもらいに行く輩などがなかにはいるようですが、参拝をせずに手に入れたり金銭で手に入れた御朱印には効果はまったくないばかりか、信仰心のない証明となり願いを聞き入れてもらえることはないのでやめましょう笑
今戸神社でも宮司さんに御朱印をお願いすると「参拝はお済みですか?」「済みました」というやりとりが‥参拝前に御朱印をお願いするなどもってのほかです。
さておき令和元年のスタンプが押された御朱印をありがたく頂戴したのでありました。
御朱印帳ときなこ氏
左上のスタンプは嬉しい!
最後までお読みいただきありがとうございました。都会の真ん中にありひっそりとたたずむ今戸神社は、神々しい空気に満ちパワーを分けてくださいました!興味のある方は是非一度ご参拝あれ。