男のハンドメイド【羊毛フェルト】
いままであまりハンドメイドの記事を書いてこなかったけれど、男にして、おじさんにして僕の趣味のひとつに【羊毛フェルト】があります。
なぜここまで【羊毛フェルト】が僕の心を惹きつけたのかは知るよしもありませんが、時間を見つけてはプスプスやっています。
今回は羊毛フェルトのお話です。
もくじ
羊毛フェルトとは
羊毛を固めて加工する手芸のことです。様々な形やデザインに加工ができ、ピアスから部屋のインテリアに猫のおもちゃにもなってしまうという優れものです。かぎ針で指して固める方法と、石けん水でごしごし揉んで固める方法の2種類があります。
細かい表現にはかぎ針が用いられ、布状に加工したりする場合は石けん水を使用した方法が用いられます。
羊毛フェルトの魅力
手軽に始められる
いまや100円ショップで購入が可能なほど市民権を得た羊毛フェルト。材料とかぎ針などの道具が詰め合わせになったキットの種類も豊富で、作業工程を表にしたものまで付いてくるのでとても始めやすいのが特徴です。
SNSで(ある種のネタとして)上手にできなかった羊毛フェルトの画像をアップしている方もいて、そのおどろおどろしい姿が話題になったりもしています。
僕もはじめはこのキットを購入して作品をつくってみたところ『見事に羊毛フェルトにハマった』のでした。
リラックス効果
かぎ針を使用し羊毛を差し固めていく作業はとてもリラックスすることができます。
好きな音楽を聴きながらリズムに合わせて「プスプス、プスプス」と無心になって針を刺しているとえもいわれぬ満足感が味わえることでしょう。
始め「サクッ、サクッ」という無機質な音がしますが、刺せば刺すほど固まる羊毛の性質により「ザクッザクッ」という気持ちのよい硬質な音に変わっていきます。僕はこの乾いた音が聞きたいがために完成したものが予定よりも小さくなってしまうことが多々あるほどです。
羊毛フェルトをする時にお勧めしない音楽
ちょっと脱線して‥
「リズムに合わせて~」と書きましたが、適度なテンポのゆったりした音楽が合うようです。試した結果、羊毛フェルト作業のテンポとマッチしなかった音楽ジャンルはこちら。
・ヘビメタ(PANTERAというゴリゴリのやつで試しました)
・メロコア(ELLEGARDENで試したところ腕がつりかけました)
・グランジ(NIRVANAの暴力性が破壊衝動となって創作に不向きと感じました)
・ジャズ(一部にビバップという倍速奏法があったりして疲れました)
主観なので万人に当てはまることではありませんのであしからず。
達成感
細かい作品や大きさのあるものを制作しようとすればそれなりに時間を要しますが、小さなボールなどは10分~あれば作れます。
小さな複数のボールを糸で縫い合わせてコースターに加工したり、すり鉢状にいっぱい連結して猫のクッションにしたりと工夫次第でなんでもできてしまうのが魅力です。
『無から有を産み出す』達成感がやみつきになり、ひとつの作品ができあがると「次は何をつくろうかしら」とワクワクするから不思議なものです。
気をつけたいこと
・針による自身の怪我
・まれに針が折れるので小さなお子様やペットが怪我をしないよう注意する
・ペットによる綿の誤飲
過去写真
手前味噌ながら過去につくったものたちです。
鯨じゃなくてツバメです
球体に耳、鼻、脚を付けてブタくんの完成
お下げが立体になっているマトリョーシカ風(顔がへたっぴ)
以上がお家でできる【羊毛フェルト】の紹介記事でした。羊毛フェルト仲間が増えるといいなと思い、書かせていただきました。お付き合いいただきありがとうございました。