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クロツバメの浮き雲ライフ

保護猫のこと、時々趣味を綴ります。

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猫に首輪をつけることのメリット・デメリット

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最近「ねこさんぽ」という言葉を耳にする機会が増えてきたように思います。飼い猫に首輪をつけて、犬と同じようにお外を散歩することなのだそうです。さまざまな側面で多様性が叫ばれる昨今、猫に関してもいろんな考え方がありますよね。

 

猫を飼育している飼い主さんのなかには「完全室内飼育だから首輪はいらないのでは?」「猫が嫌がる首輪をつける理由ってなんなの?」と思う方もいることでしょう。

 

そこで、今回は猫に首輪をすることについてメリットデメリットを考えてみましょう。

 

既知の方には退屈な内容かもしれませんが、おさらいだと思ってお付き合いいただければ幸いです。また、この記事がこれから猫とともに暮らしたいという方の参考になればうれしく思います。

 

 

もくじ

 

 

室内飼育の猫に首輪は必要なの?

 

リードをつける必要のある犬とは違い、冒頭で書いた「お散歩」をする猫でなければ、首輪は必ずつけなくてはならないというものではありません。加えていうと完全室内飼育を徹底している家庭の猫にとって首輪が活躍する場面はあまりないともいえるでしょう。

 それにもかかわらず首輪をつける猫が多くいるのはいったいどんな理由からなのでしょうか?メリットとデメリットを項目ごとにご紹介したいと思います。

 

猫に首輪をつけるメリット

 

多くの飼い主が猫に首輪をつけていることと思いますが、メリットとしてあげられるのが次の2点に要約されるといえるでしょう。

 

1脱走してしまったときの身元確認

 

完全室内飼育をしている猫でも、何かのタイミングで脱走してしまうことだってあります。野良だった猫を保護して飼っているという場合はなおさらですね。

 

もしも飼い猫が脱走してしまった時に、すぐに見つけてあげられればいいのですが、飼い主が発見するよりも先に誤って保健所などに捕獲されてしまうと、保護施設に送られるか、最悪の場合殺処分されてしまう可能性もゼロではありません。

 

首輪に名前や連絡先を書き込んだ迷子札をつければ、保護された時に連絡をもらえる可能性が高くなります。

 

2鈴付きの首輪なら居場所がわかる

 

もともと猫は狭い場所を好むいきものです。家の中で猫がどこにいるのか分からなくなり探し回った経験のある飼い主さんも多いのではないでしょうか?

 

ひどいときには猫がどこにいるのか分からずクローゼットの中に閉じ込めてしまったり、足下にいるのに気がつかずに踏んでしまったりなんてことも。

 

鈴の付いた首輪をつければどこにいるのかを把握することができ、トラブルを回避することもできるんですね。

 

多頭飼いをしていて、周りの猫にちょっかいを出す活発な猫に鈴をつけておくという飼い主もいるようです。鈴の音が聞こえてきたときに、けんかになっていないか様子を見に行くことができて怪我を防ぐことができるそうです。

 

 

猫に首輪をつけるデメリット

 

首輪をつけるメリットはお分かりいただけたと思いますので、次はそのデメリットを見ていきます。

 

1ストレスに感じる猫も

 

なかには首輪をつけられることにストレスを感じる猫もいます。とくに元野良猫だったりという理由で成猫になるまで首輪をつけることのなかった猫は嫌がるケースが多いようです。

 

また、大きな音を嫌う猫も多いため、動くたびに近くで鳴る音を不快に感じる場合もあります。はじめは鈴の付いていない首輪で徐々に慣れさせてから、音の大きすぎない鈴のついた首輪を選ぶのがいいかもしれませんね。

 

 

2引っかかり事故

 

正しい首輪の付け方をしてあげないと、何かの拍子に首輪が何かに引っかかって宙づり状態になり、窒息してしまうことがあります。また、猫が自分で首輪をはずそうとしてあごがひっかかってしまい猿ぐつわの状態になったり、肩を通したところで止まってたすき掛けになってしまうこともあります。

 

すぐに気づいて助けてあげられればいいのですが、飼い主の不在時にこのような状態になってしまうと、最悪の場合、命を落とすこともあり首輪をつけることの最大のリスクになっています。

 

 

首輪選びで気をつけたいこと

 

見てきたように猫に首輪をつけることにはメリットもデメリットもあります。そのうえで首輪をつけるという決断をしたのであれば、少しでもデメリットの部分を排除した首輪を選んであげたいものですよね。

 

一定以上の力が加わると外れる「セーフティバックル」の首輪や、シュシュのように身体にフィットして隙間の少ないタイプの首輪もあります。

 

首輪選びをする時になにより重要なのは「首のサイズ」を計測する!という1点につきます。理想的なのは首輪をつけたときに指2本分程度のゆとりがある状態です。短毛の猫であれば1~2㎝、長毛であれば2~3㎝をプラスした長さがちょうどよいサイズです。

 

皮膚が弱く金属アレルギーの猫もいるため、金属のパーツが使われている場合は愛猫につけても問題ないかどうかをしっかり確かめてあげてください。

 

長い期間つけているとどうしても汚れやにおいが付いてしまうので、素材に迷ったときは洗える布製を選ぶことをおすすめします。また、使用する洗剤には猫にとって有害なアロマオイルエッセンシャルオイルなどが配合されていないものを選ぶようにしましょう。

 

最適な首輪が見つかったら、つけてみて暴れたり元気がなくなったりしないか注意深く観察していきましょう。極端に嫌がる様子が見られる場合は少し緩めにするか、外してあげるといいでしょう。少しずつ首輪をつけていられる時間を延ばすよう訓練して慣れさせていくことが重要です。

 

 

 首輪選びのポイント

 

・まず猫の首回りを計測する

指2本分程度のゆとり

・不安な方は「セーフティバックル」の首輪を

・初めての首輪は鈴の音が大きすぎないもの

金属アレルギーにも注意

 

 

おわりに

 

以上が猫が首輪をつけることのメリット・デメリットになります。

 

愛する猫であればこそ、有事に備えるのも飼い主の大切な役目です。街を歩いていて「猫を探しています」という張り紙がされているのを見たり、テレビで猫探しのドキュメンタリー番組などが放送されていると我が事のように胸が痛みます。

 

 

もしこの記事がすべての猫の幸せに少しでも貢献できたのならこんなに喜ばしいことはありません。

 

 

 

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我が家の「よもぎ」。ミラクルショットです。

 

 

 

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