保護猫だいずの家慣れ大作戦 6月1日~6月8日編
5月18日の保護から約3週間となっただいず。ガリガリだった身体も少しふっくらしてきて、かわいさが日増しに増してきました。前回の記事で先住猫との初対面を書きましたが、残念なことに先住猫たちの「シャァアア」によって早々に切り上げることに‥
今回はその後の積み重ねの成果をご報告かねがね、記事にしてみました。だいずを保護した経緯はこちらの記事からご覧下さい。
もくじ
その後の日常
「シャァアア」したものの弟のよもぎには恐怖や怒りはなく、むしろ新しいお友達が自分に対して心を開いてくれていないことに対する悲しみの表現のようなふしがあります。
兄のきなこは知らない猫がいることに不快感があるようなので、まずは先住たちの主な居場所でもあるリビングにだいずのにおいをつけてもらい、違和感を減らしていくミッション(作戦①)を進めることにします。
併せて2対1の構図を打開すべく、よもぎとだいずだけで過ごす時間を少しずつ増やしていきます(作戦②)。結果からいうと案の定この作戦は大成功となりました!
作戦①リビングににおいをつける
だいずは(推定)5歳のため仔猫のような旺盛な好奇心は無いのではと心配していましたが、ひとたびリビングに解放するやいなや全体をくまなく探検するではありませんか。
思惑どおり各所にほっぺをこすり付けてにおいを付けてくれます。それプラスだいずが寝床として使っているバスタオルもリビングに設置して安らげる場所をつくりつつ、先住猫たちににおいを嗅がせるように仕向けます。
結果:はじめおそるおそるだった兄きなこもバスタオルに乗ってお座りするぐらいに警戒心を解くことに成功!
作戦②だいずと先住よもぎに仲良くなってもらう
だいずをケージから出して自由にするタイミングでよもぎもその場所に投入します。僕たちが常に見守らなくてはならないため、1日30分くらいから始めて少しずつ時間を延ばしていきます。
好奇心のつよい先住のよもぎなので、はじめはだいずに駆け寄ってしまい怯えさせていたものの、じっくり時間をかけて同じ空間を共有するうちにお互いがお互いのことを受け入れ始めました。
結果:よもぎからは圧が強めのアプローチをすることは減り、だいずは自らよもぎのにおいを嗅ぎに近寄る姿も見ることができたではありませんか。まだ距離はあるものの一緒に寝そべることにも成功です。
見つめ合う2匹(ほほえましい)
追加作戦②+
よもぎとだいずの間に違和感がなくなりつつあることは大きなチャンスと思い、思い切っておもちゃで遊んでみることに‥2匹の中間地点めがけておもちゃで誘いをかけます。
結果:かわりばんこにおもちゃで遊び、ぎこちないもののお互いへの警戒心がより薄れた!
と、ここまでが6月1日~6月8日までの活動報告でございます。きなこは未だにだいずと目が合うとシャァアしますが、以前ほどの力強さはなく穏やかになりつつあります。
今後は作戦①作戦②、②+を継続していきつつ、頃合いを見てだいずの隔離部屋からの撤退も推し進めていきたいと考えています。
驚くほどに僕たちの意図をくんでくれる猫様たちに感謝しつつ、だいずの家慣れ記は順調に進んでいるのでありました!
「これからもだいず様から目が離せないにゃ」「にゃ?」
最後までお読みいただきありがとうございました。
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