熾烈を極める「猫とのすきま戦争」
熾烈を極めし「猫とのすきま戦争」の顛末
どうもこんにちは。クロツバメです。
我が家の愛猫【きなこ】と【よもぎ】との暮らしを紹介したい!と思い立ち、日々ブログを書いております。
猫との暮らしが与えてくれるひとときに魅せられて、いつもいつも猫の事ばかりを考えてしまいます。
飼い主として猫がくれる癒やしを享受し、また生かされているんだなと感じることさえあるほどです。
とはいえ自由な猫との暮らしのなかで問題が何1つないかというともちろんそんなことはございません。猫の習性や習慣に対して人間が歩み寄る必要があるケースも多いです。
そんな愛猫と我々との間に勃発した『すきまを巡る戦争』について書きたいと思います。あるある!と納得していただける部分も多少はあると思いますゆえ、お時間が許しますれば最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。
すこしこの辺で自己紹介ならぬ猫紹介をさせていただきたいと思います。
Cat:1
・Name:きなこ
・Birth:12/24/2017
・Weight:4,900グラム
・from:東京
・Color:茶白
・Favorite toy:カラカラ音がする巾着袋(またたび入り)
・Favorite food:かつお、まぐろ、ささみら辺はだいたい好き
・dislike food:にんじん(香りを嗅ぐと目がしょぼしょぼするらしい)
・Favorite place:奥さんの膝の上、ハンモック
・Personality:甘えん坊で引っ込み思案、真逆の性格の弟「よもぎ」の動向から目が離せないらしく奥さんの膝に乗る機会を虎視眈々と狙っている。争いを好まない「平和主義者」でおもちゃの取り合いになるとさっさと退散してしまう。お気に入りの巾着だけは譲れないらしく「フグー」と声をだして弟を牽制する。走って跳んでの遊びよりはまったりできる遊びが好きで去勢手術後、おなかがもっちりしてきて飼い主を喜ばせている。
Cat:2
・Name:よもぎ
・Birth:12/24/2017
・Weight:4,500グラム
・from:東京
・Color:茶とら
・Favorite toy:リボンの先端にネズミのついている猫じゃらし、子猫時代から飽きることなく口にくわえて連れ回しているハリネズミのぬいぐるみ
・Favorite food:かつお、まぐろ、ささみら辺はだいたい好き、時々僕のお弁当のふりかけを盗み食いしようと試みる
・dislike food:にんじん(香りを嗅ぐと目がしょぼしょぼするらしい)
・Favorite place:僕の膝の上、ハンモック
・Personality:何を考えているのか分からない不思議ちゃんの男の子。退屈すると兄のきなこにちょっかいを出してよく頭をぺちされている。おもちゃで遊んだり運動が大好きで、そのせいか無駄な脂肪がほとんどなくスリムな体型を維持している。何かを思いつくと「プルワー」というかけ声とともに走り出すことがある。きなこにヒゲをかじられてしまうためいつも短い。
大まかな彼らのプロフィールはこのような感じです。猫を飼っておられる方は何となくこんな感じの子かな?と想像をしていただくことができたのではないでしょうか。
我が家に勃発した「すきま戦争」の歴史
クロニクル
- 寝室を猫部屋として開城(2018年3月)
- 猫部屋の解放と自治(2018年3月~5月)
- リビングへの行軍(2018年5月~7月)
- 第1次すきま戦争の勃発から和平交渉(2018年7月~8月)
- 第2次すきま戦争の勃発から和平交渉(2018年8月~10月)
- そして結ばれた協定と条約(2019年10月~現在)
- おわりに
寝室を猫部屋として開城(2018年3月)
猫を迎え入れるにあたって僕たち人間の間でで生活様式が見直され、現状の家具の配置では猫の安全が保証できないという結論に達し、寝室として使っていた6畳の部屋を「猫部屋」として開城することとなりました。ベッドはパーティションを使ってリビングに配置しました。
(住まいは12畳のLDKと6畳の寝室、いわば「広めの1LDK」という間取りです。)
懸念されたのはベッドやソファの下に子猫であれば楽に入れる「すきま」がおおいことでした。
リスクを排除した「猫部屋」の完成です。
猫部屋の解放と自治(2018年3月~5月)
無事に猫部屋への入居をはたした「きなこ」と「よもぎ」。とはいえまだまだ子猫なので家人が留守のときや我々の眠る夜間にはケージに入ってもらうという閣議決定にもとづく、有人限定での「段階的解放」となります。
彼らの安全が立証されたらゆくゆくは猫部屋の自治権を与えるという政策です。
やがて月齢5ヶ月にもなると猫部屋の安全性が立証され、いかなる破壊活動も行われていないことから、きなことよもぎは自治権を獲得することとなります。
現段階ではいまだ扉の外に広がる「未開の地」であるリビングは興味の枠外にある状態です。
リビングへの行軍(2018年5月~7月)
やがて猫部屋での生活をむさぼり尽くしたきなことよもぎは資源の枯渇に伴い、新大陸(好奇心を満たしたてくれるニューワールド、いわゆるリビングのこと)を目指して行軍を開始することとなります。
たびたび飼い主である我々の腕に抱かれての「視察」の段階を経て、あくまで実験的にリビングの領有権を白紙化の状態に戻してみることにしました。
はじめはお互い満ち足りた気持ちで穏やかな時間を過ごすことができていたのですが、きなことよもぎと我々の蜜月関係は「すきま戦争」によって変革を迫られるのでした。
第1次すきま戦争の勃発から和平交渉(2018年7月~8月)
「第1次すきま戦争」は我々人間が猫部屋を解放することで後回しにしてきた、ベッドやソファのしたの「すきま」を巡る熾烈な戦いでした。猫部屋での部分的自治を認められていた猫たちもお留守番の時や、人間の眠る時には猫部屋に帰ってもらうというのが取り決められた条約です。
初めのうちは「さぁ、お部屋に戻る時間ですよ~」と抱きかかえると、それきり抵抗の素振りもなく猫部屋への帰還を了承していた彼らでしたが、やがてそれに抵抗するレジスタンス勢力が発生するのです。「よもぎ」です。
抱っこする手をふりほどきベッドやソファのしたに籠城を始めるではありませんか。やがて同調するように中立の立場であったきなこもレジスタンスへの加盟を決めたようでした。
抵抗する彼らを手を変え品を変えこの「すきま」から誘い出すために持てる戦力が次々に投入されることとなります。おもちゃ、クイックルワイパー(おしりをツンツンする用)、(リーサルウェポンとなるいなばの)ちゅ~るなどがそれに当たります。
闘争の幕引きになったのは人間による抜本的な対策でした。
投入された軍備
・100円均一の金網×数枚
・100円均一の結束バンド×数十本
・細長い木材×数本
・ネジ
・電動ドライバー
ベッドのすきまは金網で、ソファのすきまは4方を囲む「すのこ」によって塞がれ、籠城戦になだれこむいつもの負けパターンを打破することに成功したのです。
籠城しない代わりに部分的自治は継続することで合意を取り交わし、これにて「第1次すきま戦争」は終結の運びとなります。
第2次すきま戦争の勃発から和平交渉(2018年8月~10月)
つかの間の平和をぶちこわすゲリラ勢力が発生します。「よもぎ」です。成長と共にジャンプ力を飛躍的に高めたよもぎはありとあらゆるものに関心を持ち始めます(喜ばしいことではあるのですが)。キッチンのうえにジャンプしては流しのなかに身を潜めてみたり、冷蔵庫の上に置いてある電子レンジのそのまた上に備蓄として置いてあるペットボトルのミネラルウォーターを落下させたりします。果ては冷蔵庫の隣の食器棚の後ろのスペースへの侵入を試みはじめるではありませんか。ここに歴史に名を残す「第2次すきま戦争」の勃発です。
投入された軍備
・細い木材×数十本
・ネジ
冷蔵庫、隣の食器棚の上部すべてを覆う形で、すのこを複数枚組み合わせたような棚をDIYし、棚にはふたを設置することで跳び乗りを防ぐことに成功したのです。
そして結ばれた協定と条約(2019年10月~現在)
「第2次すきま戦争」の教訓から「高いところに登りたい欲求」を満たす必要性を感じた我々人間は(というか僕は)、手に入れたDIYのスキルを活用し猫部屋にキャットウォークを設置するという協定を締結したのです。
施工は順調に進み(予算案が可決されずに金策に奔走する事もなく)程なく完成することができました。
以降、よもぎによるゲリラはなりを潜め、高いところに登りたいときは「プルワー」といいながらキャットウォークを駆けあがっています。
おわりに
猫部屋のキャットウォークに満足感をもってくれていることに胸をなでおろしつつ、現在はさらなる設備の拡充を計画しています。リビングにもキャットウォークを設置するというのもその施策のひとつです。
その時は写真も交えつつご報告させていただければなんて思っていますので、楽しみにしてくださる方がもしいたら嬉しい限りです。
※戦争に関する記述のなかで難しい用語やさる国家をやんわりと想起させるような表現が各所にありますが、すべては当家での出来事であり、不快に思われる方がおられましたら謝ります。ごめんなさい。