保護猫だいずの家慣れ記~先住猫とご対面~
先日保護した元野良猫のだいず。順調すぎるくらい順調にステップを越えてくれていることに感謝の気持ちでいっぱいです。あらためて家慣れをしていくうえで課題になってくる部分を明確にしていきたいと思います。保護したい猫が身近にいる方の参考になれば嬉しく思います。
もくじ
家慣れのステップは‥
①ノミ、ダニの駆虫:完了!
②寄生虫の駆虫:完了!
③トイレトレーニング:はじめからできていた!
④怪我の治療:抗生剤のおかげで良好!禿げも産毛で埋まってきた
⑤シャンプー:嫌がりつつもさせてくれた!
⑥家に慣れる
⑦先住猫との猫慣れ
大まかに分けると我が家では以上の7つが越えなくてはならないハードルとして存在していました。だいずを保護した5月18日からこの記事を書いている6月4日までの2週間と少しで①から⑤までをクリアすることに成功したのでした。
※①ノミ・ダニと②寄生虫に関しては動物病院での初診から2週間後の再診でクリアしていることが確認できました。
※④怪我の治療は環境に対するストレスで再度舐め壊しをしてしまう可能性があるため、経過の観察を怠らないようにと注意をしていただきました。
~いざ、ステップ⑥家に慣れる段階へ~
隔離部屋からの解放が可能になっただいずですが、各部屋に慣れるためには染みついた先住猫たちのにおいを受け入れることから始めた方がいいだろうということで、それぞれのにおいの付いたもの(布団なり毛布なり)を交換してお互いの存在を身近なものに感じられるようにしていきます。
「その前にこのにおいがどんな猫が発したものなのか先に顔合わせだけして知ってもらおうじゃないか」ということになり‥
少し早い気がしなくもないところではございますが、
ちょっとだけご対面をすることに。
ご対面の様子
隔離部屋から聞こえくるだいずの声に対しては一切のリアクションをしなかった先住猫のきなことよもぎ。あまり興味がないのかと思いきや、顔を見ると嬉しそうでもあり、怯えているようでもあり複雑な表情です。
あとから付いてきた兄きなこ(写真右)
先手を切るのはいつも決まって我が家の切り込み隊長よもぎです。
その後ろからちょこちょこ付いてくるのは兄きなこ。
逆じゃないんかいとツッコみたくなります。
※保護団体様での暮らし以来、猫に出会ったことのない2匹の先住猫にとっては自分たち以外の生き物と接するのは初めてのことです。
おそるおそる歩みを進めるよもぎ‥
ようやくだいずの眼前までその歩みを進めると、か細い声で
「ひゃっ、ひゃっ」
と鳴くではありませんか。
「遊んで欲しくて誘っているのかな?」と思いつつ、固唾をのんで見守ります。
すると、どうしたことでしょう。
「ひゃっ」
「ひゃっ」
「ひゃブシャァアア!」
目の前でいきなりの威嚇です。ケージの中のだいずもいささか驚いたようで身を縮めています。やはり時期尚早であったのでしょうか。
そのあと、きなこの方もシャァアしたのでご対面は終了の運びと相成りました。
ただお互いの存在を何となく知っていたという状態から、顔を見てどんな猫なのかを知ることだけはできました。ここからが家慣れの本番ですね。
3匹で仲良く遊ぶ写真を早く撮りたいものだな、と夢に想いを巡らせる僕と奥さんなのでありました。
「そんなことより眠いにゃ」「にゃ」
最後までお読みいただきありがとうございました。