『梅雨入り』『梅雨明け』は誰が決めるのか
連日の雨で気分が晴れない日が続きます。今年の梅雨明けは例年よりも遅れているにもかかわらず、いまだ明確な『梅雨明け』のタイミングがわからないのだそうな。
そもそも『梅雨入り』『梅雨明け』って誰が決めているんでしょうか?
今回は『梅雨』についての記事です。簡単にまとめましたので最後までおつきあいいただけるとうれしいです。
宣言とは?
『梅雨入り』『梅雨明け』の発表は気象庁が行っています。
テレビの天気予報などで『梅雨入り宣言』や『梅雨明け宣言』という言葉が耳になじんでいる方も多いと思います。ですが、現在では【宣言】とは言わなくなっていることは意外と知られていません。
気象庁の発表が外れるとクレームが多いので、ここ2年間は【梅雨入り宣言、梅雨明け宣言】をしていなかったそうです。
しかし、いざ宣言をやめると今度は「やはり発表して欲しい」との声があがるようになり【宣言】するのではなく「梅雨入り(梅雨明け)したとみられます」と明言しない形で発表されるようになったのです。
では、梅雨入りと梅雨明けの定義を見てみましょう。
梅雨入りの定義
停滞前線の影響で雨が降りやすい状態が続くと予測した時に「梅雨入り」を発表。
梅雨明けの定義
太平洋高気圧の勢力が強くなり、梅雨前線を北に押し上げ、気圧配置が梅雨から盛夏の状態に変化した時に「梅雨明け」を発表。
という感じですが今後の1週間程度の天候予想だけなので、「走り梅雨」や「梅雨の中休み」などあったり、梅雨入りや梅雨明けが曖昧なまま過ぎてしまう年もあったり、判断はかなり難しいようですね。
実はあの時に明けていた‥!
明確な日時での発表が難しいため「~したとみられる」という表現になってしまう『梅雨入り』『梅雨明け』ですが、さらに残念なことにこの「~したとみられる」という発表は【暫定措置】だというではありませんか。
ではいつになったら梅雨入りと梅雨明けの正式な発表がされるのかといいますと‥なんと9月頃になってからなのです。5月~8月の天候を振り返り、十分な検討を重ねた結果「(その日って言ったけど)実はあの日に明けてました、はい」といった具合です。
もう終わったことだよ!!と思いますよね。
なぜ予測が難しいのか
梅雨入りと梅雨明けの予測の難しさの背景には梅雨前線の幅の短さにあるようです。通常の雨雲は一般的に1,000㎞くらいの大きさであるのに対し、梅雨前線は100㎞ほどの幅しかありません。
さらに2つの高気圧が押し合っていることもあり、梅雨前線は頻繁に北上したり南下したりするので予測を困難なものにしているのだとか。
それゆえ気象庁のスーパーコンピュータをもってしても『はっきりしたことはわからない』のです。
梅雨時期あるある
・満員電車に生乾き臭を放つ洗濯物が結集!!
・頻繁に部屋干しするのでじめじめして部屋の隅にカビが発生
・一部の野菜が高くなる
・空気中の湿度で髪の毛がうねる‥!
いやですよねぇ、来たるべき夏に備え雨が少なく水不足になるのは問題ですが、それでも適度に太陽に顔を出していただきたいものです。
太陽光を浴びることによって生成される【ビタミンD】などの栄養素もあります。この【ビタミンD】は食物からのカルシウムの吸収を促進したり、血液中のカルシウムの濃度を一定に保つ働きもあるのだとか。
生乾き臭を防ぐには
梅雨の季節にはどうしても避けられない【部屋干し】でも、ちょっとした工夫で生乾き臭を防ぐことができるのです。
①サーキュレーターで風を送り、乾燥するまでの時間を短くする
②バスタオルやブランケットなどの大物はもったいなくてもコインランドリーで乾燥
③『洗濯マグちゃん』(金属マグネシウム)を洗濯時に投入
これらを実践するだけでもだいぶ違うのでお悩みの方はお試しあれ。
鉄道会社さん、お願い!
鉄道車両の内外を広告スペースとして提供することで広告収入を得るというのは今では当たり前のことですが、車両制作する上で企業と協賛し、例えばナノイーやプラズマクラスター、ジアイーノといったマイナスイオン発生装置付きエアコンを各車両に配備するというのはいかがでしょうか?
「車内空調には〇〇社制の〇〇技術を搭載したエアコンを使用しています」と掲示しておくというものです。
協賛する企業側の利点
①自社商品を知ってもらい製品の効果を伝え、家電購入の際の選択肢になる
協賛する鉄道会社の利点
①カビやにおいなどの劣化によるシートの張り替えにかかるコスト削減(できるかな?)(できると思う!)
②マイナスイオンのリラックス効果で車内環境の向上(乗客トラブルなどの減少)
③汗臭、生乾き臭などを抑制、車内環境の向上
利用する乗客の利点
①満員電車のにおいによるストレスの軽減
②マイナスイオンでリラックス効果
③カビやダニの死骸などのアレルゲンを家に持ち込む量を軽減
なんて空想をしてみるのでありました。
「てんきのこと」を書きました。「天気の子」じゃないのであしからず。
最後までお読みいただきありがとうございました。